多種多様なRuby

2017-01-16現在、 Rubyの最新Ver.は2.4.0、 Github Pagesでは2.3.3である。

Rubyは常に下位互換がある言語ではなく、また言語、ライブラリ双方とも活発に 開発されているため、使いたいライブラリや機能によってバージョンを変える必要がある。

Rubyのバージョン管理システム

開発するものに合わせてインストールするRubyのバージョンを変えるのは面倒。 なので、開発環境に合わせて最適なRubyを選択できるように、 Rubyのバージョン管理システムがある。 現在の主流はrbenv

Rubyライブラリマネージメントシステム

Rubyは世界中で膨大なライブラリが公開されているので、 Rubyライブラリ専用のパッケージ管理システムがある。 RubyGemsがそれにあたる。

Rubyライブラリのバージョン管理システム

Rubyでは製作するプログラムによって、 ライブラリのバージョンを変えないといけない場面が残念ながら結構あるようだ。 そこで製作プロジェクト毎に異なるバージョンのライブラリを設定することができる、 ライブラリのバージョン管理システムも存在している。 Bundler

macOS標準のRuby

Rubyが入っていれば、後はgem installコマンドでインストールできる。 そしてXCodeをインストールしていればRubyはインストールされており、パスも通っている状態にある。 rubygem も利用できる状態にある。

gemファイルのインストール場所を調べたりする方法 を元に標準インストールされているRubyのバージョンとgemのパスなどを調べると

$ gem environment
RubyGems Environment:
  - RUBYGEMS VERSION: 2.0.14.1
  - RUBY VERSION: 2.0.0 (2015-12-16 patchlevel 648) [universal.x86_64-darwin16]
  - INSTALLATION DIRECTORY: /Library/Ruby/Gems/2.0.0
  - RUBY EXECUTABLE: /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.0/usr/bin/ruby
  - EXECUTABLE DIRECTORY: /usr/local/bin
  - RUBYGEMS PLATFORMS:
    - ruby
    - universal-darwin-16
  - GEM PATHS:
     - /Library/Ruby/Gems/2.0.0
     - /Users/user/.gem/ruby/2.0.0
     - /System/Library/Frameworks/Ruby.framework/Versions/2.0/usr/lib/ruby/gems/2.0.0
  - GEM CONFIGURATION:
     - :update_sources => true
     - :verbose => true
     - :backtrace => false
     - :bulk_threshold => 1000
  - REMOTE SOURCES:
     - https://rubygems.org/
Rubyのバージョン
2.0
Gemのインストールパス
/Library/Ruby/Gems/2.0

だった。github pagesのバージョンより古く、gemインストール先も管理者権限が必要な領域なので、 手動でRubyをインストールする方法をしらべよう。