rbenv installについて

rbenvのインストールだけではrbenv installは実行できず、Rubyのインストールができない。 rbenvのインストール時に同時にruby-buildをインストールしているのはそのためである。

rbenv install -lでインストールする/できるバージョンの確認

rbenv install -lを実行するとかなりの量のバージョン一覧が出力される。 利用したいRubyのバージョンをここで確認する。

例えば、2017-01-16現在 Github Pages - Dependency versions に対応するものの場合、2.3.3となる。

rbenv install x.y.zでRuby Ver.x.y.zをインストール

rbenv install x.y.z${RBENV_ROOT}/versions/x.y.zRuby x.y.z がインストールされる。 場合によっては同時にOpenSSLや、必要となる他のライブラリも一緒にインストールされる。

インストール時間はちょっと長め。数分ほど待つ。

rbenv rehashでRuby関連コマンドの更新

インストールした Ruby x.y.z はまだ言うなればパスが通ってない。 rbenv rehashコマンドで Ruby x.y.z を利用できる状態にする。

この処理はいずれかのバージョンのRubyにgemをインストールした場合も必要になる。

参考:rbenv rehashは何をやっているのか?

rbenv versionsでインストールされているRubyのバージョン確認

インストールされているRubyのバージョン一覧はrbenv versionsで一覧が出力される。 macOSに標準で入っているバージョンもsystemと表示される。

rbenv global [version]基本的に用いるRubyのバージョンを設定

デフォルトでどのバージョンのRubyを用いるかをrbenv global [version]で設定する。

2.3.3で設定する場合

rbenv global 2.3.3

systemに戻す場合

rbenv global system

rbenv local [version]カレントディレクトリ内で利用するRubyのバージョンを設定

カレントディレクトリで利用するRubyのバージョンを指定する場合rbenv local [version]で設定する。

~/projectディレクトリで2.0.0を利用する場合

cd ~/project
rbenv local 2.0.0

元に戻す場合

cd ~/project
rbenv local --unset

.ruby-versionファイル

rbenv localを実行すると、カレントディレクトリに.ruby-versionファイルが生成される。 中身はRubyのバージョンが書かれただけの1行のテキストファイル。

2.0.0を設定した場合の.ruby-versionファイル

$ cat .ruby-version
2.0.0

.ruby-versionファイルはrbenv local --unsetすると消失する。

rbenvでインストールしたRubyで実行する

rbenv local x.y.zrbenv global x.y.zが設定されている場合、 rbenvでインストールされたRubyが利用されます。

rbenvでインストールしたRubyにgemを追加する

rbenv local x.y.z/rbenv global x.y.zが設定されている場合

gem installrbenvのRubyにgemがインストールされます。

systemが設定されている場合

gem installをするとデフォルトで入っているRubyで実行され、systemのRubyにインストールされてしまいます。

Bundlerをインストールする場合

gem install bundler