Ultrastudio Mini RecorderをLinuxで認識させる

ひとまず、というところまでできたのでまとめる。 後で利用するSDKを見るにDeckLink製品用のものなので、DeckLink製品系でも利用できると思う。

参考:

Blackmagic Design は Linux を公式にサポートしている

CGの世界でLinuxを利用していることがあるからか、驚いたことにBlackmagic製品はLinuxに対応している。 それもただ単にSDKが公開されていてユーザがアプリを作れるだけではなく、 Linux用バイナリで専用ソフトウェアもリリースされている。

しかしまぁ実際にやってみたという記事が少ない。ので動くまでを書き残しておく。 今回利用したのは Ultrastudio Mini Recorder

公式のバイナリで動作確認する

まずは Blackmagic がリリースしているソフトウェアで動作確認する。

Blackmagic Design: サポートセンター にいき、Ultrastudio Mini Recorder で検索する。

おそらく キャプチャ・再生 が選択され、ページ下部の内容が変化する。

左のカラムから最新版の Desktop Video の Linux 用を選択する。

2017-10-18 20:56:33 +0000 現在、Ver.10.9.7

ダウンロード、及び製品登録の画面が表示される。 まだ製品登録が済んでいない場合は登録をしてダウンロードを、既に登録している場合はダウンロードのみを行う。

Blackmagic_Desktop_Video_Linux_ver…tar.gz がダウンロードされる。

ダウンロードされた tar.gz アーカイブを解凍する。

tar xzvf Blackmagic_Desktop_Video_Linux_10.9.7.tar.gz 

ターミナル/GUIどちらでも可能

今回の場合はBlackmagic_Desktop_Video_Linux -> deb -> amd64 内のパッケージをインストールする。

cd Blackmagic_Desktop_Video_Linux_10.9.7a2/deb/amd64/
ls
desktopvideo_10.9.7a2_amd64.deb  desktopvideo-gui_10.9.7a2_amd64.deb  mediaexpress_3.5.3a1_amd64.deb

mediaexpressdesktopvideo-gui のインストールは desktopvideo がインストールされている必要があるので

  1. desktopvideo
  2. desktopvideo-gui
  3. mediaexpress

の順にインストールを行う。

まずは Ultrastudio Mini Recorder の設定を行う。 コンピュータと接続し、Desktop Video Setup を起動する。

インストールが完了すると、 Sound & Video カテゴリの中にソフトウェアを見つけることができる。

設定を行いたい製品をクリックすると設定メニューが表示される。

認識されている製品が一覧表示される。

各々の設定を行う。 今回はHDMI映像を取得したかったので Video Input タブから HDMI を選択して保存する。

ここまでが設定できるとHDMI信号が取得できるようになる。

今度は Desktop Video Setup を終了し、今度は Media Express を起動する。 右下のセクション、 Log and Capture タブを選択すると、ほぼリアルタイムの映像信号を確認することができる。

実際に映像を取得できているか確認する。

映像が表示され、ひとまず Ultrastudio Mini Recorder が Linux で利用できるようになったことが確認できる。